アユ ![]() 日本の清流を代表する美しき魚。誰もが知ってる鮎です。 「友釣り」が有名ですね。まさに鮎の習性を生かした方法です。 鮎は子供の間(10cm未満)はシラスが大好きです。 琵琶湖ではシラスを使って「コアユ釣り」なんてものがあります。 しかし大きくなるとコケしか食べなくなります。あの岩についている藻です。 ![]() そして、鮎はよりたくさんのコケが付いた岩に半径1mで縄張りを作ります。 他の鮎が近づくと、怒りに怒って体当たりで追い払います。 ピンときましたか? そう、これが「友釣り」のメカニズム!針をつけた本物の鮎をオトリに泳がせるのです。 下手をすればオトリ鮎まで失うハイリスク!たまらん駆け引きですね。 年魚なので基本、一年の命です。しかし! たまに(特に暖かい九州で)産卵せずに冬を生き抜く2年生がいます。 そのサイズは尺鮎(33cm)と言われています。熊本県、球磨川が尺鮎で有名。 ![]() 稚魚は海に渡り、大人になると海から帰ってくる天然遡上型と 琵琶湖コアユのように、一生を淡水で過ごす河川型がいます。 近畿地方の鮎は、ほとんどが琵琶湖産の放流物です。京都府や滋賀県は特に。 食べるほうも最高ランクです。塩焼きは美味すぎ!甘露煮もグー。 刺身や鮎飯(鮎ご飯)、そして内臓料理「うるか」は極上。 スーパーで売ってる養殖と、釣った天然物の味は比べ物になりません。 天然物に無駄なキモイ脂はありません。肉がぎっしり詰まっています。 釣り方 コアユ釣りは3月〜6月の琵琶湖ですね。専用のコアユ針(サビキ釣りみたいな) 仕掛けの上にラセンを付けましょう。ここに練ったシラスを入れてポイントへ。 数釣りが楽しめる。 ちなみに僕は隣の人が爆釣だったのにボー○でした… 友釣りは河川によって若干変わります。 僕がよく釣る球磨川では9m以上の竿。オトリは背カンです。 球磨川は日本三大急流の一つですが僕のポイントは深いトロ場が多い。 オトリを泳がせて下流から上流に向けて泳がそう。 オトリ鮎を狙って50cm級のニゴイが襲ってきます。 こっちは糸が超細いので全ての技術を込めてなんとかオトリを回収しよう! 料理 釣ったその日なら刺身&ウルカが良い。 塩焼きが最もポピュラーな料理です。
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